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2003年02月12日

3日目 カトマンズ

朝8時に起床。結構寝てるときは寒く、2回くらいトイレに行った。
だらだらしつつ容易をして9時にチェックアウト、
インターネットを1時間くらいしてダルバール広場に行く。
200ルピー払って中に入ったらいきなりおっさんにガイドを買って出られ、
無視していたら100ルピーでガイドさせてくれと懇願されたので、
まぁ地元の人に案内してもらうのも悪くないなと思いお願いする。

ガイドは結構ためになるが、グルと思われる物売りの兄ちゃんが
集まってきてうざすぎる。
指輪をかわそうとしてくる奴が特にしつこい。6個で30$だと言われる。
同じ指輪を6個も買ってどうすんだと突っ込みたかったが英語がわからず断念する。
兄ちゃんは1こ20$だと言う指輪を出してきた。
これはなかなかかっこいいが、高いのでしかとする。
しかし兄ちゃんはずっとついてくる。うざすぎる。
落ち着いてガイドの説明も聞けない。
うざすぎるがガイドのおっさんとグルらしいのでおっさんは注意すらしない。

「いくらなら買うんだ」
「いや、買わないから」
「だからフレンド、いくらなら買うか言ってくれ」
「5$」
「ノーノー、勘弁してくれ、それじゃ赤字だから」
「じゃいらない」
「いくらなら買うんだ」

このやり取りを20回くらいした。
会話になっていないので完全に無視することにする。
そしたら「3つで7$でどうだ」と言ってきた。
結構かっこ良かったので買うことにした。
10$札で払ったらおつりが無いと言われ、腕輪を3$で買うことにした。
たぶんこれでもぼったくられているんだろうと思いつつも、買ってしまった。
ガイドの兄ちゃんはしきりにバザールに連れて行こうとしたが、
これ以上買うのは勘弁と思い断る。
約束の100ルピーを払って別れる。なかなかいいおっさんであった。

疲れたので広場の寺の階段で座っていると、
ネパールのガイドとスペイン人が話しているのに巻き込まれる。
スペイン人にお勧めホテルを教えてもらい別れる。
自分の英語のへたくそさ加減に絶望する。

これからどうしようと、寺の上からけまりをする若者を眺めながら考えたあげく、
ガイドのおっさんがいけいけとうるさかったスワヤンプナートに行くことにする。

途中の川の麓で立ちションをする。ゴミが散乱した汚いところを
さらに汚してしまった。
寺の前につくと階段が。これが本気でしんどく泣きそうになるも頂上につく。
振り返るとカトマンズが一望できるではないか。きれいだ。
それよりもつかれた。
そして執拗に話しかけてくる少年がいる。
めんどくさいのでほっといて寺を回ると勝手に案内される。
結構ためになったが神様の名前がたくさん出てきすぎて意味が分からん。
チャイをすすめてくるので一緒にビスケットを頼む。ある意味昼食である。
ガイドらしき少年たちも飲んでいる、代金は当然のごとく俺持ちだった。
多分最後に金を要求されるだろうと思いつつ、
「Are you guiding me?」
と聞いてみたが「助けになりたいだけだ」とだけ言っていた。
しかし最終的に金をくれと言われた。口論の末、100ルピー払った。
なんか悲しかった。
なんで最初にガイドを申し出なかったのか。
そんな人をだますようなことをするんじゃない!ピシピシピシ!
僕は結局金づるにしか見られていないのだと思い、悲しかった。
僕にではなく、僕の金に興味があるだけなのだなあと。

ネパールには多くの寺院があり、多くの人が真摯に祈りを捧げている。
その一方でお金を求める人がいる。
別にそれはいいんだけど、こびたり、だますことはしてほしくない。
僕はお金をケチりたい訳ではない。まぁ無駄遣いはしたくないけど、
自分が認めたり納得したことなら惜しみなくお金を払うつもりだ。
それで僕がお金を払わないからつきまとったり怒ったりするのは、
僕としては筋違いだ。
俺が納得するような素敵なもんをつくれよ!
だからプライドをもって仕事をしてほしい。
こんな誇るべき国に棲んでいるのだから。

と思いつつも、まぁ、僕が甘いんやろうな、きっと。。
彼らは現実を生きているのだから。
でもお金を払ってあげるとか、恵んであげるとか、
上から見下ろすみたいなのが嫌なのである。
売り手とは常に対等でありたい。だからそういう商売をしてほしい。

帰り道、女の子が「ナマステ」と小さい声で言ってきた。
言い返すと、そのまま去って行った。
なんかしらんが印象的であった。
たくさんいる客引きとか自称ガイドとか、
たくさんのネパール人と話したし、明日からもするけど、
その中に、あの女の子みたいな人間が一人でもいるなら、
少しくらいいぼったくられてもいいかなと思った。

さらに歩いていたら男の子が親しげに話しかけてきた。
女の子の件でちょっといい気分だった僕はパインアメを彼にあげた。
そしたら親らしき人のやってる店に連れて行かれ、なんか買ってくれと言われる。
ほっといて歩き出すと、10ルピーくれと言ってきた。
彼は英語でで家庭の貧しさを訴えてきた(と思う)が、
リスニング力のないせいで良く分からんかった。
もし分かっていたらもっと心が痛んでいたことだろう。
もうアメをあげるのはよそう。貴重だし。

日も暮れてきたのでホテルを探しにタメル地区を歩く。
150ルピーの宿を見つけ、荷物を減らしてご飯を食べに行く。
服屋さんで素朴な服を上下700ルピーで購入する。
これで現地人風の格好になったので客引きも減るかと思ったら
そんなことはなかった。
ホテル探してんの?という客引きがいたので、
もうホテルは決めてますというと決まって
「おい、そりゃどこのホテルだこのチンコ野郎」
と怖い顔で聞かれる。

客引きと対応しているうちに、
どうやら最初の一言に対するリアクションによって
その後の対応が変わってくるようだということが分かった。
最初の一言にリアクションをとるとどこまでもしつこくついてくる。
つかみが大事なのはどこの世界でも共通らしい。

客引きと絡むと疲れるので結局ホテル下のレストランで食事をとる。
はじめてのまともな食事であった。まあまあだった。

悲しかったり寂しかったりしたときは祈った。
スワヤンプナートではマニ車をまわしながら、
道では指輪のネックレスを握りしめながら。
祈ると気持ちが和らいだ。ネパールの原点をかいま見た気がした。

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