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2003年02月14日

5日目 カトマンズ

朝7時に起きるも二度寝して8時になる。
お腹がすいたのでモモを食べに早めにホテルを出る。
しかし昨日行ったモモ屋が閉まっていてへこむ。
隣の店に行ってみたら25ルピーだと言われ、
ぼったくられている気がしたが気にせず頼む。
モモを食っていると、ダルバール広場をガイドしてくれたおっさんに出会う。
おっさん曰く、600ルピー盗まれたらしい。ドンマイ。
おっさんは鞄から仏像をしきりに取り出している。

そのことに触れると買わされそうなので
敢えてその話題には触れないようにして、2、3会話を交わす。
おっさんはあっさりとどっかに行ってしまった。
これまでいろいろ会ったので用心深くなるのは仕方ないが、
それがいらん用心だったことに気付いたときはとても悲しい気持ちになる。
人の善意を善意として受け取れない自分が悲しい。でも仕方ないのかなとも思う。
初日に背広兄ちゃんから買わされたバスチケットをもらいにタメルに行く。
約束の11時に店に到着すると、担当の男がいないので受付らしき兄ちゃんにきれる。
そしたら背広兄ちゃんが現れた。どうやら人違いをしていたらしい。素直に謝る。
背広兄ちゃんはまだトレッキングをすすめてくるが、落ち着いて断る。

パタンに行くことにする。
オールドバスパークまで歩くことにしたが、
途中ミニバスのたまり場を発見し、パタンに行くバスを発見する。
6ルピーでついた、安い。
パタンにもダルバール広場があった。そこに向かってみる。
途中、クマリの家っぽい寺院を見つけたので中に入ってみたら、
おじいちゃんがやってきて案内してくれた。
金を要求されるんちゃうかと警戒していたがそんなことは無かった。
おじいちゃんごめん。そしてありがとう。

塞いだ気分で広場の入場券を買う。
日本語上手すぎる兄ちゃんからチケットを受け取り、
とりあえず座って休んでいたら30歳くらいの小太りの兄ちゃんが声を掛けてきた。
始めは世間話をしていたが、この人はどうやら自分の店に僕を連れて行きたいらしい。
落ち着き払って断るとどっかに行ってしまった。
その後少年がやってくるも、生返事をしまくっていたらどっかに行った。
金目当てなのか善意なのか暇つぶしなのか、その区別がつかずに困る。
人を見る目を養わねばならない。

ゴールデンテンプルで謎の子供儀式を堪能した後、
近くに付近にあるらしいチベット難民キャンプに行ってみることにする。
途中ティンプーを見かけたので交渉してみる。
50ルピーで行ってやると言われ、メーターにしてくださいと言ったら
ダメと言われたので、
じゃあさようならといったらほんとにどっか行ってしまった。
前同じことをしたらメーターにしてくれたのに。
むかついたので歩くことにした、50ルピーならそんなに遠くないだろう。
途中で道を聞きつつ探すも迷う。が、親切な少年の協力を得て発見する。

子供にお礼を言って中に入ると、チベットの兄ちゃんに声を掛けられる。
みんな日本人に顔がめちゃくちゃ似ている。
声を掛けた人はデンジャラスのノッチ似、
その隣にはコブクロの黒田っぽい人がいる。
とにかく日本人みたいだ。とても親近感がわいた。
チベットの旗はありますかと聞いたら、それらしき旗を見せてくれた。
荷物になりそうだったので、ポカラから帰ったらもう一度来てみることにしよう。
ということを心に決めて、キャンプを後にする。
なんか知らんけど胸がいっぱいになった。
昔の友達に会ったみたいに懐かしかった。

カトマンズに帰ろうとも思ったが、バクタプルが近いので
そっち行きのバスを探す。
鉄砲を持った警備員におそるおそるバスを聞いてみると、
日本語の上手な兄ちゃんが案内してくれた。いい人だった。
9ルピーで行けるらしい。バスに乗り、荷物を抱えて座る。
だいぶ狭いがしょうがない。
バスはなかなか出発しない。満席になるのを待っているらしい。
兄ちゃんが「バクタプルバクタプルバクタプル」と連呼している。
50回くらい連呼したところで バスは走り出した。
でも兄ちゃんはまだ叫んでいる。
夕日が綺麗だ。でも寝る。
目を覚ましたがまだ町中っぽい。いつ着くんだ。
途中ガソリンをセルフで入れている。
静電気で炎上は勘弁と祈りつつ、乗車賃はいつ払うんだという
疑問も抱えてバスは再出発する、
暗くなって不安になるも、素朴な風景に見とれる。

謎のスラロームを抜け、ようやくついたと思ったら手前の町だった。
結局2時間くらいかかってバクタプル到着。既に夜である。
綺麗な町だ。和やかな気分で歩いていると、
兄ちゃんに英語で呼びかけられた。振り向こうか迷ったが結局振り向いた。
兄ちゃんは二人組で、ホテルを紹介してくれるらしい。100ルピーらしい。
ついてこいというので、怪しげだがついて行くことにする。
兄ちゃんからアルコールのにおいがした気がしたが、気にしないことにする。
兄ちゃんは陽気に話しかけてくる。たまに腕を組んだりしてくる。
オイオイこいつゲイかよと不安になる。
もう一人の兄ちゃんはただ笑っている。
会話を弾ませていると、兄ちゃんの手が鞄をまさぐっているような気がした。
「何してんだ」といったら「何だよ」と逆切れされた。
スリと間違えられて本気で怒っているのだと思い、
ごめんと謝ったが、兄ちゃんは悪態をついてどっかに行った。
多分彼らはスリだっただろう。
とたんに怖くなった。道行く人が皆すりに見えてくる。
一億総スリ宣言みたいなもんだ。
小心者の俺はとりあえず最寄りのゲストハウスに逃げ込み、
そこに泊まることにした。
400ルピーと高めだったが、外に戻るのが嫌だったのでそこに決める。

一息ついてから、ご飯を食べに外に出る。
少し先に行ったら安そうなホテルを発見した。しまった。
結構歩いたが安そうな食堂は無く、
戻ってちょっと高そうな店に行くかと思っているとローカルな食堂を発見する。
英語で話しかけるも通じない。しかし英語を話せる兄ちゃんが登場した。
メニューは無いらしく、とりあえずチャイと、
兄ちゃんおすすめの一品をくれと頼む。
兄ちゃんは24歳の学生らしい、日本語も話せるらしい。
「すれす」と平仮名で書いてくれた。彼の名前らしい。
彼は5カ国語をはなせるらしい。うらやましい。

なんか知らんが北朝鮮の話になった。
彼は北朝鮮が好きらしい。強いかららしい。
そしてアメリカは嫌いらしい。世界のリーダーになろうとしているかららしい。
僕もいろいろ言いたかったのだが英語にできず、
言えずじまいで兄ちゃんは帰って行った。
僕のいっていることが良く分からず、つまらんかったのだろう。ごめんよ。

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