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2005年12月07日

連載小説 愛の流刑地 4

聞き覚えのある声に、思わず足がすくんだ。
まさか赤堂がこんなところにいるわけがない。
そう自分に言い聞かせながらも、中井の足は無意識のうちにその場から立ち去ろうとしていた。
赤堂はそんな中井の気配を察知し、とっさに髪の毛をつかみ、中井を引き戻そうとしたが、どれだけ引っ張っても手繰り寄せている感触が無かった。

中井の髪の毛は、実は1本につながっていて、引き伸ばすと地球を半周するほどの長さになることを、赤堂は忘れていた。

中井は、ひたすら南へと走った。

<続く>

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