2006年04月15日
アフリカ紀行8日目:地元中学生にスワヒリ語を学ぶの巻
6時に目を覚ましてウダウダしながら朝食の時間を待つ。
8時に食堂でご飯を食べる。
最初もらったパンが思いっきりカビていた。
スイカとパン2枚という、
待った割にはしょぼい食事を5分で食べて外出する。
今日はティンガティンガを買いに、ティンガティンガセンターというところに行くことにする。
行き方が良く分からなかったが、それらしいダラダラに乗ってみる。

謎の動物
そしたらセンターを通り越して半島の端まで来てしまった。
高級マンションの近くにスーパーがあったので入ってみたら、
メチャメチャ高かった。特に外国産の製品が高い。
グローバル企業の展開によって世界のスーパーが均質になっていく。
アフリカにも西洋文化が思う存分はびこっていて、
独自の文化とまざり、時には排除している。
真のグローバル化とは、ローカルに根ざした価値を
世界に知らしめるものなのだと思ったりする。
スーパーでお金を下ろし、歩いてダラダラ乗り場らしきところに行く。
ティンガティンガセンターに行きたいんですけど、
と運転手さんに言ったら、乗れと言うので乗る。
近くに着いたら教えてくれと運転手に頼むと、
まかせろと言われたので親父を信じることにする。
しかし何となくセンター付近ぽいところに着いても親父は何も言わない。
このままだとホテルに戻ってまうんじゃないかと思ったが、
親父を信じて黙って乗りつづける。
親父、ようやく思い出したらしいが、
やはりセンターは通り過ぎてしまっていたようだ。
でも反対向きのダラダラとすれ違ったときに、
こいつをティンガティンガセンターまで
乗せてってやってくれと言ってくれた。ありがたい。
反対向きのバスに乗り込むと、死ぬほど混んでいる。
定員14人(補助椅子込み)のところに22人くらい乗っていた。
隣にいた清楚な女性のコロンの香りを楽しみつつ、
ようやくティンガティンガセンターにたどり着いた。

ティンガティンガ屋さん

それらしき店がたくさんあるので、
一件ずつまわってみることにする。
訳の分からん顔が並んでいるものとか、
アフリカ人の生活を描いたものとか、
普通にアフリカ人の肖像画とか、
およそティンガティンガとは言えなさそうな絵もある。
小さいものは無造作に山積みになっていることが多く、
見るだけでも一苦労なのだが、丁寧に一つずつ見て回る。
一通り店をまわって、掘り出し物的にキリンとヒョウの絵を買う。
他にも買いたいものに大体見当をつけたが、
立ちっぱなしで見ていたのでとっても疲れ、
いったんインターネットカフェに逃げ込む。クーラー効き過ぎ。
その後フライドポテトみたいなのを売っている露店があったので買ってみたら、
黒いビニール袋に入れてよこした。生ゴミじゃないんだから。
元気が出てきたので、その後再び買い物へ。
素朴なおばあちゃんのいる店で工芸品を買い、
もう一回りして帰ろうと思ったら、奥の方に立派な建物を発見する。
どうやらそれが本物のティンガティンガセンターらしい。
今まで見ていたのは普通の露天だった。なんだよ。
何となく絵も最初見てたところよりも上手だ。どーなってんねん。
物色してフラミンゴの絵を買い、満足したのでホテルに戻る。

ティンガティンガセンター(本物)で絵を描く職人

これがティンガティンガ
荷物を置いて仮眠をとり、人生について考えた後、
17時過ぎに再び外出し、オレンジを求めてさまよう。
スーパーマーケットに入ったら、一人の店員が話しかけてきた。
スーパーにある中国茶の入れ方について聞かれたので教えてあげると、
仲良くなって雑談をする。
色々話しているうちに、日本人はタンザニアに来れるけど、
タンザニア人は日本に行きたくても行けないんだ、
みたいな話になった。確かにそのとおりだ。
どんなに貧乏旅行をしても、
現地の人間から見れば旅行それ自体がとんでもなく贅沢なものなのだ。
若干後ろめたい気持ちになっていると、
俺も日本に行きたいから手助けしてくれと言ってきた。
ツテが無いので、とりあえずメールアドレスを教えるから
連絡とりあおうみたいな話で落ち着く。
紅茶を2つ買ってスーパーを出る。
ホテル前のダラダラ乗り場でたたずむ。この景色が好きだ。
そしたら怪しい男が声を掛けてきた。
何気なくスワヒリ語の会話本を見せると、
俺がスワヒリ語を教えてやるからあっちへ行こうと言ってきた。
ノーサンキューと断ったら、
男は付近の賢そうな中学生3人組に声を掛けて何やら話をしている。
話が終わると、学生は妙に馴れ馴れしい口調で俺に話しかけてきた。
どうやらスワヒリ語を教えてくれるらしい。
お金を請求されるのだろうと思っていたが、
勉強になりそうなので付き合ってみる。

バス乗り場前の風景
中学生はフライデン君といい、
最初はどうやって教えたら良いのか要領を得ていなかったが、
徐々に慣れてきて、「Repeat after me」とか言ってくる。
発音の勉強だ。
20分くらいやったら大体満足したので、
もういいよ、ありがとうと言う。
そしたら3人組はこそこそ会議を始めた。
フライデン君はちょっと困ったような顔で、
メールアドレスを教えてくれと言ってきた。
アドレスを交換している間にも会議は続いているようだ。
会議の内容は大体こんな感じだろう。
別の中学生(以下中)「さ、授業料請求しよか、いくらにしよか?」
フライデン(以下フ)「いやー、何か言い出しづらいな」
中「なんだよ、言えよ。もらった金でエロ本でも買おうぜ」
フ「いきなりキレられたらどうしよう、カンフーとかでぼこぼこにされるかも」
中「大丈夫だって、3人いれば何とかなるって。はよしろや」
フ「とりあえず、メールアドレス聞いてみるわ。(可知に向って)メールアドレス教えてよ」
中「いやメールアドレスはいいから、金だっつてんだろこのばかちんが!」
フ「じゃあお前が言えや」
中「いや俺は先生じゃないから。お願いしますよ先生」
フ「いやー、無理だって。こわいよ、こいつこわいよ、ホラなんかニヤニヤしてる。こいつは俺たちの心を見通しているに違いない」
中「ほんとだ、こええ、こいつにはかなわないや、逃げるぞフライデン」
というわけで、彼らはお金を請求することなく立ち去っていった。
この国もまだ捨てたもんじゃない。
ちなみに、お金を請求されたときは、
お金をあげるか、
日本から相当金額のお土産を後日郵送するか、
フライデン君が日本で勉強したくなったときに
アレンジしてあげる権利
の3つの選択肢を提供するつもりでいた。
彼だったら3を選んだに違いない。
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- at 12:13