2006年08月30日
インド三日目(1) インチキ旅行会社と愉快な仲間たちにカモられるの巻
8時に起きて、昨日の残りのフライドライスを食べる。ちょっと酸味が増した感じだ。
10時にチェックアウトしようとしたら、250ルピー払えと言ってくる。
昨日払ったんですけどと言うと、お前は昨日の6時40分にチェックインして既に24時間以上経っているから2日分の宿代を払わないといけないという、もっともらしい意見をぶつけてきた。
規則を見せろと言おうとしたが、言っていることは正論のような気がしたのでオメオメと250ルピー払う。
後で、3時間しかオーバーしていないんだからまけてくれなどと駄々をこねなかったことを悔やむ。
歩いてニューデリー鉄道駅まで行き、あわよくばアグラに行こうとしたら駅前で兄ちゃんに声をかけられる。
マトゥーラ(アグラに行く途中にある中途半端な町)に行きたいんですけどと言ってみると、チケットはツーリストオフィスで買えるぜと、コンノートプレイスに向かって歩きだした。
不振な感じだが、鉄道は便が悪く、バスのチケットがかえるかもしれないと思い、ついていってみる。
歩いていると兄ちゃん電話を掛けだす。
「今からカモファキンジャップが1人そっちに行くから用意しとけ」
という内容だと推測し、もういいですと言って兄ちゃんと別れる。
兄ちゃんは意外とあっさり引き下がった。
とりあえず駅に向かってみようと歩く向きを変えると、また別のおっさんが声をかけてきた。
無視するがしつこくついてくる。
どこの出身だと聞かれたので「ブータン」と答えてみたら
「オー、ブータン」と言ったきり、リアクションに困った顔をされる。
かわいそうだったので、マトゥーラにバスで行きたいんだと言ったらこっちに来いといって、さっきの兄ちゃんと同じ方向に歩き出す。
とりあえず何かしらの事務所があるらしいので、ついていくことにする。

階段で愛を語らうインドカップル
おっさんは道中観光案内らしき情報を提供してくる。
後でガイド料をよこせと言われないように、そういう情報は無視して、「おっさんが勝手にしゃべっているのがたまたま聞こえてくる」という構図を醸し出す。
それでもおっさんは懲りずに話しかけてくる。どぶ板営業にはもってこいのバイタリティーだ。
30分くらい歩いてオフィス到着。おっさんも電話をかけていた。
ガバメントオフィスだ、と言っていたがどうみても怪しげな旅行会社のオフィスだ。
とりあえず中に入ってみたら、意外に紳士の兄ちゃんが応対する。
マトゥーラに行きたいんですというと、マトゥーラを起点とした一大観光ツアーを推奨される。
冷静に遮って、いやマトゥーラ往復のバスチケットをくださいというと、バスは無いと言われたのでさっさと立ち去る。
オフィスを出るとさっきのおっさんが待っていた。バス無えじゃねえかときれると、まぁまぁと言われて別のオフィスに連れて行かれる。
2軒目。日本語の堪能な兄ちゃん出現。怪しいがイケメンだ。
さっきのオフィスと同じリクエストをすると、マトゥーラまで片道650ルピー(1600円くらい)だと言われる。
「高っ!」と叫ぶと、兄ちゃんに
「ここは会社ですよ、大声出さないでください」
とたしなめられる。真顔でインド人に日本語でたしなめられるほど威圧的なものは無い。
すいませんと謝った時点で完全に下手の立場になってしまった。
値切るどころの話ではない。
安いバスに乗りたきゃバスターミナルに行けとこれも真顔で言われる。
めんどくさいのでお願いしますと言ったら、バス満席だと言われる。なんやねん。立ち去る。
しびれをきらしてバスターミナルにいこうとオートリキシャに乗ろうとしたら、どういうわけか3たび別のオフィスに連れて行かれる。
3軒目。片道800ルピーのエアコン付きバスならあいてるぜと言われる。
結局これを購入。
ぼったくられ感が丸出しだが、もうめんどくさくなっていた。僕は負けたのだ。
レシートを自分で書かされる、大丈夫なのか?
ひとまず駅に戻った後、とりあえず昨日姉ちゃんに教えてもらったNizamddinのバスターミナルに行ってみようと思い、駅でオートリキシャの親父と交渉する。
50ルピーに値切って乗り込むと、隣におっさんが乗ってきた。運転手の親父のようだ。
親父は乗り込むなり、お前はどこに行くんだと言ってきた。
どうでもいいからNizamddinに向かってくださいと言うが、またもや謎の旅行会社に連れて行かれる。
親父は会社に入れと言ってくるが無視していると親父きれる。
「よしわかった、Nizamddinに行ってやる、50ドルで」
と言ってきた。いやいや50ルピーでしょ。
しかし親父の目が怖すぎる。人を殺しかねない目だ。
これはまずいと思い、リキシャから降りようとするが、出口の方に親父が座っていて通してくれない。
テンパって反対側から無理矢理降りる。
とりあえず怖すぎたので50ルピー払って遠ざかると、親父達は何事も無かったようにさわやか去っていった。
ここまでのすったもんだでだいぶ衝撃を受ける。
隣町にいこうにもまともな行き方を教えてくれない。
それどころかデリー市内ですらまともに移動できない。
呆然とすること10分、もう一度人を信じる心を取り戻そうと、流しのオートリキシャをつかまえる。
あんまり値切るって怒りを買ったら嫌なので、80ルピーでお願いすることに。
親父は途中の名所をさりげなく紹介しつつ、無事Nizamddinに連れて行ってくれた。
人を信じる心を失わずにすんだ。
鉄道駅の反対側に回るとバスがたくさん止まっている場所に着いた。
これがバスターミナルのようだ。
うろうろしながらマトゥーラ行きのバスを探してみる。
ほんとにローカルなバス停のようで、英語表気もなければ英語で話せる人もいない。
もし今日マトゥーラに行くバスがあったら乗ってみようかなーという気になる。
手帳に「Mathura」と書いて人に見せまくりながらバスを探していると、笑顔のすてきな少年がこのバスやで、といってきた。
15時発、18時半着らしい。125ルピーらしい。安!
とはいえ既に800ルピーでチケットを買った後だから、よけいな出費になる。
しかし奴らへのせめてもの抵抗で、このバスでマトゥーラに行くことにする。
つづく
15時発
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- at 21:28