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2006年09月02日

インド四日目(2) 女の子の執拗なバクシーシに、僕は・・・の巻

ヴリンダーバンをウロウロしていると、女の子が声をかけてきた。
僕が持っているビニール袋を指差して、フルーツをくれみたいなことを行ってくる。
これは食いさしなんで、というと金暮れと言い出した。
見た感じ、乞食には見えないのでどうしたもんかと思案しながら歩いていると、女の子は「金くれよ〜、腹減ったよ〜」みたいなヒンドゥー語を3秒に1回ペースで言ってくる。

0608India_057.jpg
女の子に金を要求されながら歩くヴリンダーバンの町並

仕方ないので1ルピーをあげると、今度は10ルピーくれと言い出した。
とりあえず1ルピーを取り上げて対策を練り直すことに。
10ルピーは、この子にとってはそれなりのお金だ。
それより以前に、財布をみると100ルピー札しかない。
どうしたもんかと考えながら歩いているうちに、前から僧らしき老人が現れ、布施を求めてきた。

2人を引き連れてウロウロしていると、老僧がアニメさながらの声とアクションで女の子に「あっちいけ!」みたいなことをいっている。
とりあえず前から欲しかった銀の腕輪を10ルピーで購入してお金を崩し、2人に10ルピーずつあげることにする。
最初に女の子にあげようとしたら、20ルピーとられそうになり慌てて一枚取り上げ、老僧に差し上げる。
老僧は去っていたが、女の子はまだついてくる。
今度は50ルピーくれと言い出した。なんでやねん。

無視して歩き続けるが、まだ3秒に一回ペースで金くれと言ってくる。
それでも無視するが、だんだん腹が立ってきてついにきれる。

「お前が10ルピーくれと言うからあげたのに、なんでまた欲しがっとんじゃ!
しかもなんで50ルピーやねん!どんだけハンマープライスやねん!」
みたいなことを日本語で説教する。
女の子逃げる。
しかしここできちんと怒らないとこいつのためにならんと思い、追いかけて説教する。
肩をつかんでつかまえる。完全にストーカーだ。
女の子はもうええやんけみたいな顔で逃げ回るが、ひたすら後をつけて説教しまくり、10ルピー返せこの野郎という勢いで怒っていると、オートリキシャの少年がやってきて、マトゥーラ帰るよ、と言うので説教をやめて引き上げる。

マトゥーラに戻り、歩いてバスターミナルへ。
正午なので暑い。
リキシャを降りた付近ではサイクルリキシャの親父がつれてってやると声をかけられまくるが、断って歩き続ける。
途中ものすごく暑くなり、サイクルリキシャに乗りたくなった頃には誰もいない。
申し出を断ったことを後悔し始めた頃にバス停着。
歩いて浮いた10ルピーでコーラを飲む。最近流行の、自分へのご褒美である。

バス停ではデリーデリーと言いまくって、デリー行きっぽいローカルバスに乗る。
じきにバス出発。
今回のバスはほんとにローカルな感じだ。
物売りがたくさんいるバス停に止まると、水を売っている少年達に絡まれる。
執拗に売り込みを受けるが、水持ってますから、といってペットボトルを見せると、
腹いせに水をドリームシャワーばりにかけられる。

0608India_059.jpg
これが市民の足


エアコンの無いバスだが、窓を開けると風が吹いて涼しい。
ウトウトしているうちに休憩所到着。
トイレに行って出発を待っていると、見知らぬ男がバスに乗ってきて話を始める。
最初は説法かなんかかと思っていたが、なんかの物を取り出した。
どうやら実演販売のようだ。

0608India_060.jpg
遠くにいる白シャツの親父が実演販売中
ジャパネット、いやインディネットたかた


親父は慣れた口調でまくしたてながら、ガーゼに黒っぽい液体をつけた後、商品らしき粉を振りかけててでも魅しだくと、ガーゼが白くなった。
どうやら洗剤かなにからしい。

長距離バスの中で実演販売するというのはなかなか目のつけどころが良いと思う。
だって逃げ場が無いから聞かざるを得ないもんね。
なかなかの好評を博したところで、2人目の登場。

2人目はどうみてもマフィアにしか見えないグラサンをつけた兄ちゃんで、ボールペンかなにかを売ろうとしている。
しかし一人目の親父が時間を使いすぎたらしく、開始一分でバスのエンジンがかかる。
親父は説明もそこそこに座席を回って売りつける。
そのアプローチは無理だろ、と思っていたら、1個売れた。
兄ちゃんはエレベータートークの極意をわきまえているらしい。

考え事をしながらいつの間にか寝て起きると、バスに乗っている人がだいぶ減少している。
まさかこれはデリーを過ぎてさらに北上しているんじゃないか、という疑念を抱いていると、デリーに着いた。
群がるオートリキシャの親父を無視して、「NEW DELHI Stat.」と手帳に書いて兄ちゃんに見せると、これに乗れと行ってくれたので信じて乗る。

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バスの車内から撮影 歩道とか車道とか、そういう区別すら曖昧


バスはグニャグニャ曲がりながらもそれらしき方向に向かう。
車内では金回収係と愉快な仲間たちがいすとリゲームまがいの遊びをしてガンガン体当たりをしてくるが、温かく見守る。
ここで降りろといわれたので降りると見覚えの無い光景。
地図で確認すると、鉄道駅までは遠いがメインバザールまではけっこう近いことが判明。
インド学生二人組に案内されてメインバザールに到着する。

客引きの親父に誘われるがままに150ルピーの宿に泊まる。
今日は主にビスケットしか食べていないのでまともな食事をとるために外出。
フライドチキンとロッティ(クレープの皮みたいなパン)を40ルピーで購入し、宿に戻る。
ジャンキーなことこの上ないが、2日ぶりくらいのまともな食事をとる。
フライドチキンはカレーみたいなスパイスが利いてとてもおいしい。
ケンタッキーくらいおいしい。
日本円で100円くらい、インドでは高級料理に違いない。

油ギッシュな手を洗いに部屋の外に出ると、オーナー一家が広間でたむろしている。
手を洗っているとオーナーに日本語で話しかけられる。
オーナーは芦屋に住んでいたらしい。
俺の宿は歩き方に乗ってんだぜといった武勇伝を聞いていると、いつのまにかオーナーの部屋に入れられる。

「俺の友人が京都のドトールコーヒーで働いて云々、マンゴー紅茶ってのがあるんだよ、
 超いけてるぜ、飲んでみる?」
と営業トークをかまされる。
飲んだら確実に買わされそうなので全力で断る。
夜中、起きると図体のでかいおじいちゃんが広間のど真ん中で眠っていた。

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