2006年11月28日
野外百人一首@嵐山(前編)
25日の昼過ぎ、僕が最も尊敬する人物の一人である、ある人物から電話がかかってきた。

手塚太郎氏。
手塚さんの武勇伝はもはや語るまでもないが、
以下の記事を読んでもらえればその伝説ぶりが分かってもらえるだろう。
箱男
http://ha4.seikyou.ne.jp/home/Taro.Tezuka/public_html/archive/hakootoko.html
右翼の街宣車に乗せてもらった!
http://ha4.seikyou.ne.jp/home/Taro.Tezuka/public_html/archive/gaisensha.html
手塚さんは相変わらず早口で内容は十分に理解できなかったが、
どうやら日曜日に嵐山で何かをするらしいとのことだった。
幸運にも予定が開いていたので、二つ返事でOK。
そして日曜日がやってきた。
雲行きの怪しい嵐山の渡月橋の麓に、手塚さんはいた。

雲行きを案じ、神妙な面持ちの手塚さん
持っている段ボールには

百人一首が誕生した小倉山の麓で、存分に百人一首を楽しもうという、大変意義深い企画だ。
参加者は、僕以外に5−6人。
試合を行う前に、親善イベントとして、まずは百人一首博物館に行くことに。

日本百人一首連盟会長である手塚さんはその視察をかねての訪問である。
任天堂が建立したこの博物館には、ニンテンドーDSを使った京都空中散歩システム等のハイテクなインターフェースが満載。
途中、過去の偉人と百人一首で対戦できるコーナーがあった。
一人用のゲームなのだが、参加者全員で対戦し、6対1で袋だたきにする。

一人用のゲームに全員で挑む大人げない人々
が、フェアプレーを重んじる手塚会長は1対1での対戦にこだわり、タイマンを申し出る。

「よろしくお願いします」
当然のように5人を打ち負かし、「颯爽たるカルタ名人」の称号を掲げる。
資料室みたいなところに、こんな百人一首があった。

「愛国百人一首」
末の世の末の末まで我が国はよろづの国にすぐれたる国
皇は神にしませば天雲の雷の上に廬せるかも
などの魂を揺さぶる句が満載。
同行していた理事長が激しく興味を持ち、おみやげコーナーを散策するが、
残念ながら売っていなかった。
視察を終え、いよいよ野外百人一首を開催することに。
場所を嵐山公園のど真ん中に設定し、意気揚々と向かう。
途中、持っていた張り紙を見たおばちゃんたちが
「なんか百人一首するらしいよ」
とひそひそ話しているのが聞こえる。口コミ効果が波及している。
公園に到着し、早速準備を始める。

ござを敷いて、札を並べる

遠巻きに興味を示すおっさん
30枚ほど並べ終えると、別の井筒監督みたいなおっさんがやってきた。
どうも屋台の近くで開催するのが気に入らないらしい。

井筒監督(以下、井)「何かはじめるの?」
手塚さん(以下、手)「あ、百人一首です」
井「許可とってるの?」
手「いえ、特に」
井「あかんて、許可とらなあかんて」
手「いや、まあ、百人一首やるだけなので」
井「いや、あかんて、許可とらなあかんて」
手「・・・」
次第に押される手塚会長。
結局、場所を移動することに。
屋台から100mほど離れた河原付近で再び準備を始める。
別のおっさんがやってきた。

おっさん「何してんの?」
手「百人一首です」
おっさん「君たち何段?」
手「僕は3段です」
おっさん「へー、すごいねえ、こりゃ文化的だ」
といって見物をはじめるおっさん。
札を並べていると、おっさんがいきなり怒り出す。
「そんなバラバラに並べてたらダメだ、ちゃんと向かい合わせに並べなさいよ」
並べ直す。

そして準備が整い、いよいよ野外百人一首親善試合の開催。
まずは手塚会長から開会の挨拶。
「百人一首が誕生したここ小倉山の麓にて、
百人一首の屋外スポーツとしての新しい可能性を探ろうじゃありませんか!!!」
そして早速百人一首開始。

朗々と読み上げる会長
「秋の田の〜」
「ハイッ!!」
試合はスピーディーに進み、可知と情報学研究科の秘書さん
との一騎打ちとなった。
息をのむ観客たち。
そして試合修了。
24枚をとった可知が見事優勝。
雨が降りそうだったので、素早く片付け。
看板はゴミ箱として京都市に還元。

すると突然
「さっき怒られたおじさんに挨拶にいこう!」
と言い出す手塚会長。

井筒監督のイカ焼きを買いながら親睦を深める会長
怒ってくれるということは、期待してくれていると言うこと。
それを身を以て教えてくれた会長。
会長が持つイカ焼き(100円)の熱さ。
それは、イカ焼きのおっさん(井筒監督)の百人イッシャーとしての熱い思いにも似ていた。
爽やかに大会は終了し、このあとどうしようかと検討していると、
会長
「美空ひばり館に行こう!!」
つづく。
- by
- at 13:32