2007年02月22日
密教フェスティバル速報(3)山伏に占ってもらえると思ってたのに の巻
占い会場へ何の躊躇も無く誘われていった理事長。
近くにいた、おばちゃんに聞いてみる。
「あのー、これってお金かかるんですか?」
「いや、まあ、最後にお心添えをもらえればと思ってます」
といって封筒を手渡してきた。
そのまま、有無を言わさず受付に案内される。
せっかくなので占ってもらおうという気持ちになる。
占いには「今年の運勢」と「悩み相談」の2種類があるらしい。
今年の運勢に印を付けると、オレンジ色のコートを着たおばちゃんが現れ、
そのまま占い会場へ案内される。
占い会場はプレハブのテントみたいな感じで、
山伏風の男性が20人くらいで占いをしている。
どんな山伏さんが現れるのかと、期待を胸に席に座って待っていると、
さっきのおばちゃんが席に座った。
「じゃあ、よろしくお願いします。」
山伏じゃねえじゃん。。。
しかし山伏と占い能力には何の関係もないはず、と気を取り直して
占ってもらうことに。
おばちゃん、開口一番、
「で、今日はどんな悩みがあって来たの?」
「えーと、悩み?ですか、そうですねー、悩みねえ」
今年の運勢を教えてもらえるものだと思っていたので、
突然の質問に思考停止に陥る。
おばちゃん、ねっとりした目で、
「あらあら、悩みもなしに占いしてもらいに来たの?オホホ」
カチンとくる理由も既に意味不明だが、カチンと来たので、
マイベスト悩みを全力で披露する事にした。
可知「悩みと言えばですね、最近ですね、体調が変わってきたと感じるんです」
おば「あら、体調が?」
可知「昔はあの、風邪とか引いたらすぐに気管支が痛くなってたんですけど、最近はそういうことが無くなりまして、代わりにですね、胃腸が何だか弱くなってきた気がしてまして」
おば「あらー、そうなの、なにか具体的には困ったことがあったの?」
可知「そうですね、年末に胃が痛む日が続きまして」
おばちゃん、少し沈黙の後、
「病院、行った方がいんじゃない?」
それ占いじゃなくてただのアドバイスやんけ!
この時点で、占い師としての底が見えてしまったので、
おばちゃんに興味を無くし、何もしゃべらずにいると、
おばちゃん困りだす。
すると、おばちゃん、おもむろに分厚いファイルを取り出し、
たどたどしい手つきでページをめくり始めた。
おば「あなたはね、水星人なのよね」
可知「はあ」
おば「それでね、去年の運勢はここなのよね」
と指差すところを見ると、「大吉」とある。
半年で会社を辞めた時期が大吉だったとは。。。と萎える。
おば「それでね、今年からの運勢はこうなるのね」
とおばちゃんの指に導かれた先には
「大吉」→「大凶」→「大凶」→「大凶」
どんだけ会社辞める羽目になるのだろうか。
可知「あー、これは困りましたねえ」
おば「そうなのよね、それでね、あなた、阿含宗の会員なの?」
可知「いや、違いますけど」
おば「そうなの、まあ、運勢を良くするために、阿含のね、お守りを、ねぇ」
と、おばちゃんの目がセールスレディーに変わる。
やっぱりこれが目的だったか。
要らないので黙っていると、
「このお守りはね、対人関係を良くするお守りでね」
と、胃痛持ちの僕に何故か縁結びのお守りを売り込み始める。
強引すぎる。
可知「ちょっと今すぐには決められないんで、後で検討します」
おばちゃん、少し沈黙の後、
おば「仕事は、対人関係?」
可知「ええ、まあそういう機会は割と多いですね」
おば「このお守りはね、対人関係を良くするお守りでね」
可知「いや、今すぐには決められないんで、後で検討します」
おばちゃん、少し沈黙の後、
おば「阿含宗の教祖様は、アウシュヴィッツ強制収容所にご供養に行かれたの、ご存知ですか?」
可知「はい、ホームページで拝見しました」
おば「そうなのよね、だからね、お守りをね」
可知「いや、今すぐには決められないんで、後で検討します」
万策尽きたおばちゃんは、ようやく解放してくれた。
最後に一言、
おば「あの、その袋にね、お心添えを、ねえ」
可知「はい、分かりました、どうもありがとうございました」
席を立ち、おばちゃんに見えないようにして、
ありったけの小額貨幣を財布から取り出して封筒にいれ、
回収箱に入れた。
そのあと、
「33種類から厳選した7種類のハーブを駆使した
スーパー密教キャンディ」
を食べながら、京都駅行きのシャトルバスに乗って帰宅。
片道300円のこのバス、聞くところによると、
去年は無料だったらしい。
着実に拡大している。
京都駅に着くと、シャトルバスを待つ人の列は
朝よりもはるかに長くなっていた。
阿含宗の今後に注目である。
おわり。
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- at 19:12