キンチョーの夏、日本の夏。
そして、ボディビルの夏。
ひょんなことから、日本ボディビル連盟が主催する
ボディビル選手権が大阪で開催されることを偶然にも聞きつけ、
これは行くしかないと、早速、会場へ向かった。
朝10時に会場に到着すると、
ほのかに聞こえるトランスミュージック。
既に予選がはじまっているらしい。

選手権ポスター。いかにもボディビル
入場料は3000円。高いのか安いのか良く分からないが、
とにかく支払い、パンフレットを受け取り、会場に入る。

ステージの上には、日頃過酷なトレーニングに励む老若男女が
自らの肉体をこれでもかと見せつけている。
ボディビルは、ボクシングと同じように、
フライ級、バンダム級などの体重別に競われる。
またこれ以外に、10代の若手が競う「ジュニア」や、
40、50、60代と比較的高齢の参加者がが競いあう
「マスターズ」の種目もある。
予選では、参加者がいっぺんに登場し、
規定のポーズを同時に行うらしい。
トランス系の音楽に合わせ、
次々にポーズをとるビキニ姿の男性たち。

それぞれのポーズには、全て名前がついている。
が、忘れた。
全員の審査が終わると、一旦ステージに全員が並び、
審査員の評価を受ける。

審査員の評価を待つ参加者達
何となく不自然な姿勢だが、これは「リラックス」という
ボディビルにおける「休め」の姿勢らしい
「はい、みなさんありがとうございましたー」
という司会者のアナウンスの後、ステージから退出。
と思ったら、スタスタとステージに近づいてくる選手たち。
目の前にいる審査員に向かって、猛然とアピール合戦が始まった。

何かもう、すごい。
10分ほど見ていると、色んな意味でお腹がいっぱいになった。
箸休め的に、パンフレットの参加者名簿を眺めていると、
身長、体重、所属などの項目の他に、
「ボ歴」という謎の項目を発見。
何のことかと一瞬混乱したが、
どうやら「ボディビル歴』のことらしい。
中には、「ボ歴4.06年」と
メチャクチャ正確に記載している人もいる。
計算したら、4年と22日だった。
選手権開催日は2007年7月8日だから、
2003年6月16日からボディビルを始めたらしい。
多分ボ歴4.06年のこの人は、
6月16日を「ボディビルの日」と位置づけ、
ケーキの代わりにササミ盛り合わせを、
シャンパンの代わりにプロテインを用意して
盛大にお祝いするに違いない。
そんなことを考えていると、
流れるように時間が過ぎ、予選終了。
午後からの決勝に備えて、膨満感たっぷりのお腹に
何かを蓄えるべく、会場を飛び出した。
つづく。