2007年12月28日
アメックスの営業
京都駅を歩いていたら、女の人が何か小さいカードを配っていた。
もらうだけもらおうと思って、手を伸ばした。
女性「あっ、ありがとうございまーす
それ、くじになっているんですよ、開けてみてください」
通り過ぎようと思っただけなのに。
立ち止まってラベルをはがしてみると、
女性「ハイ、オリジナルグッズが当たりましたー
おめでとうございまーす
プレゼントはこちらですのでどうぞ」
近くにあったブースに誘われる。
仕方なく連れて行かれる。
「お客さん、オシャレですね。」
ちょっとうれしくなる。
8歩ほどでブースに到着。
「はい、オリジナルグッズのボールペンでーす」
良くなくすので助かる。
ありがとうございましたと言って立ち去ろうとすると、
女性の目が光った。
女性「ちょっと待ってください、
この機会に、アメックスのカードに入会しませんか?」
可知「いやー、別にいらないです」
女性「えっ・・・
世界ナンバーワンのアメックスカードですよ」
断られるのが意外とでも言わんばかりに
あんぐり口を開ける女性。
思わず考え直すが、やっぱりいらないと判断し、
可知「いやー、クレジットカード持ってるし、
別にいらないです」
女性「アメックスのカードには、
ビジネスでも使えるタイプとプライベートで使えるタイプの
2種類があるんですよ」
可知「ああそうですか、でも急いでるので失礼します」
女性「手続きは簡単で、2、3分で終わりますよ」
可知「いや、手続きの時間じゃなくて、
僕が考える時間ですから」
女性「いやもう、ホントにすぐですから!
あなたみたいなオシャレな人に、
世界ナンバーワンのカードを使ってほしいのです。
是非!!!!」
と、まっすぐに僕を見つめる女性。
そうか、オシャレですねという褒め言葉は、
この最後の殺し文句のための
布石だったのか・・・
そして、今手にしているこのボールペンも、
契約書にすぐサインできるようにするための
布石だったのか・・・
女性の視線を振り切って改札に向かうと、
「ありがとうございましたー」というさわやかな声が
後ろから聞こえた。
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