2008年03月02日
父、退職
2月で、父親が退職した。
定年まで数年残っていたらしいが、
思うところがあり、早期退職したらしい。
定年の前の日、父親から電話がかかってきた。
電話をするときは必ず酔っぱらっているのだが、
そのときは酔っているのか酔っていないのか、
よくわからなかった。
「どうですか、退職前の心境は」と
安っぽいインタビュアー口調で父親に聞いてみると、
「まー、思い残すところはねえな」
と、言っていた。
姉の提案で、退職の日に、会社に電報を送るという
作戦を実行したのだが、どんなリアクションだったかは
良く分からない。
父親はこれから、実家の農業を手伝いつつ、
何らかの自己啓発に身を投じるらしい。
僕は父親の働く姿をほとんど見たことはなかった。
家庭に仕事を持ち込まなかったからだ。
父親は、僕の前ではいつも、
酔っぱらっていて野球が好きな、普通の親父だった。
そういう父親の元で育った自分は本当に幸せだと感じる。
父親が、会社を出て、家に帰ったとき、
母親はどんな顔で父親を迎えたのかなあと、
想像したら、ちょっと泣けてきた。
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- at 11:03