2008年07月28日
自転車で肋骨強打
本日、キャンパス内を自転車で徘徊していたところ、
自転車と衝突した。
その際、横の肋骨あたりに、相手の自転車のハンドルが
思いっきり食い込んだ。
ペナルティエリアで退場覚悟のファウルを受けた
フォワードのように倒れ込み、悶絶。
悶絶しながら、「あ、これは肋骨折れた」と思う。
あまりにも痛いので、ぶつかった相手の心配をする余裕も
一切なかったのだが、視界の隅で観察してみると、
どうやら男だった。女の子じゃなくてよかった。
見たところ学生で、怪我は無いようで、
おとなしく立ちすくんでいる。
というか、おとなしいにも程がある。
あやまるでもなく心配するでもなく、
遠くから僕を見つめている。
それはまるで、終わりかけたキャンプファイヤーで
くすぶっている炭を見ながら
夏の終わりを噛み締めているかのような、
シュールなまなざしだ。
学生は悶絶し続ける僕を冷静に観察した後、
僕の自転車や傘を僕のところに
黙って持ってきてくれた。
その後はまたキャンプファイヤーのまなざしで
僕を見つめていた。
これだけ悶絶している人間を前にして
あれだけ落ち着き払った学生も中々いるまい。
僕としては、どこみて運転しとんじゃワレ
といった感じでぶち切れたかったのだが、
とりあえず肋骨が痛すぎて、息も絶え絶えだったのと、
自分にも非があると感じていたので、黙って悶絶していた。
彼があまりにも無言なので、
もういいよ、という手振りをしたら、
そのまま黙って自転車で去っていった。
どんな学生やねん。
その後、2時間くらいしても痛みが引かないので、
研究室の教授の元に向かう。
ウチの教授は工学部教授だが医師免許を持っているという
かなり特殊な経歴を持っている方で、
事情を話すと即座に医者の顔つきになり、
「じゃあ、そこに座って前屈みの姿勢を取ってください」
と指示される。
教授は指で患部をしばらくトントンと叩いた後、
おもむろに机に向い、聴診器を取り出して持ってきた。
いつもであれば、
研究室に聴診器を常備しているってどういうことなんすか!
とツッコミを入れるところであるが、
このときばかりは教授の危機管理スキルの高さに舌を巻く。
僕が女の子だったらおそらく惚れていたはずだ。
教授は聴診器を患部に当てた後、
肋骨をグッグッと押して、痛みを感じるかを確認。
どうやら骨に異常があるかを調べてくださったようだ。
診察の結果、おそらく骨にも内蔵にも異常はないでしょう
という結論に。
健康な体に生んでくれた両親に感謝する。
現在、事故から3時間が経過して、
ようやく痛みも落ち着いてきたが、
大きな声を出すと痛いので、
米良美一のようなか細い声しか出せずにいる。
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