2008年08月27日
南千住 伝説のエコノミーホテル
日本のカオサンロードこと、東京都荒川区南千住。
以前、ここにある伝説の簡易旅館「田村屋」を紹介したが、
それを上回るかもしれないホテルに宿泊してきたので紹介する。
名前は、「ドームホステルえびすや」。
えびすやは、田村屋とは駅を挟んで反対側の場所にある。
言うなればこちら側は、数多くのビジネスホテルが立ち並ぶ
南千住のビジネス集積地点であり、
インドで言えばオールドデリーに対するニューデリーに
相当する感じの場所である。
22時30分、つくばエクスプレスで駅に降り立った僕は、
小雨降りしきる中、えびすやへと向った。
駅から大通りを歩き、「あしたのジョー」でも有名な
泪橋交差点を超えると、何やらアーケードが見えてきた。
アーケードの中を進んでいると、
もぞもぞと動く影。ホームレスのオッサンである。
以前飛田新地に行った際、同じような光景を見かけたが、
ここもやはり日雇いで生活するオッサンが集い議論する場所のようだ。
その日僕は投資銀行勤務の友人の結婚式に参加しており、
ティファニーの引き出物袋をぶら下げていたため、
いつ襲われるかと戦々恐々としていたが、
オッサンたちは皆非常に穏やかで、危険な目には遭わなかった。
そうこうしている間に、えびすやに到着。
吉田さんなるオーナーに連れられた先は、
小学生の頃に行った自然の家みたいな感じの部屋であった。
6畳程度の部屋に2段ベッドが4つあり、合計8人が宿泊可能。
それぞれのベッドには、ロッカーとテレビが設置されており、
コンセントも利用可能。
昭和版カプセルホテルみたいな感じだ。
ちなみに設置されているテレビでは、
通常のアナログ放送の他に、NHKのBS放送や、
デジペロチャンネルというエロチャンネルも閲覧可能である。
ベッドにはカーテンがついており、またテレビはイヤホンを付けて見るので、
プライバシーもしっかり保護されるという優れたシステムだ。
宿泊料は一泊1500円
田村屋は1900円だったので、更に安い。
オリンピックの女子バレーボールを見ながら
気付いたら寝てしまっていた僕は、
宿泊者らしきオッサンの声で目を覚ました。
朝から何やら喧嘩しているようだ。
「おい、お前会ったら挨拶くらいしろや」
「うるせえな」
「うるせえなじゃねえだろ、あーあ、あんたもうダメだな、
どこで人生狂っちゃったのかね」
「うるっせえな、おめーのせいで狂ったんだろうが」
「俺関係ねえだろ」
そんな、哀愁の漂う会話を聞きながら、
朝9時にチェックアウト。
アーケードのおじさん達は、すでに活動を開始していた。

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- at 23:28