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2008年09月02日

ゲリラ豪雨で新幹線の中で立ち往生

8月末のある日の夜、品川で打ち合わせを終えた後、
終電間際の新幹線に乗るべく、乗り場に向った。


切符を勝手改札をくぐると、駅構内から何やらアナウンスが聞こえてきた。


「ただいま大雨によりダイヤが大幅に乱れております」


電光掲示板を見てみる。

080824tokyo018.jpg


乱れ過ぎだろ。


とはいえもう改札をくぐってしまったので、
意を決して乗り込むと、電車は普通に出発した。


21時過ぎ、小田原付近を通過した頃、突然電車がストップ。
その後の乗務員さんの一言で、社内は異様な空気に包まれる。


「熱海付近で大雨が発生し、電車が通行不可能となっています。
 雨がやむまで電車は動きません」


電車は小田原駅に到着しているものの、
車線が駅と接していないので、駅に降りることは不可能である。
つまりここは、新幹線という名の完全な密室状態である。


しばらく待っていれば動き出すだろうと高をくくっていたものの、
1時間経っても全く動く気配がない。


次第にいらだちを見せる乗客達。
せっかくなので観察してみることにした。

車内を捜索してみると、基本的に乗客は憔悴している。

080824tokyo008.jpg


いつ動き出すかも分からない新幹線に閉じ込められ、
外にも出られないのだから仕方ない。

中には、連結部分に陣取って読書をする強心臓な若者もいる。

080824tokyo013.jpg


あるいは、3列シートを全て陣取り、
ふて寝するほろ酔いサラリーマンの姿もあった。

080824tokyo014.jpg


もはやここは199X年に核の炎に包まれた
地球のごとき無法地帯である。


グリーン車に行ってみると、人が座りまくっている。
おそらく誰もグリーン席のチケットなどもっていないだろう。


そもそも、電車が遅れまくっているので、
自由席とか指定席の区別も良く分からない状態になっている。
このグリーン車に乗っている乗客は、
そんなどさくさにまぎれてグリーン席を確保した
クレバーな人たちなのだ。


早速、開いているグリーン席を発見したので、
僕も座ってみることにした。

080824tokyo015.jpg


グリーン席専用の雑誌「WEDGE」を読んでいると、
心無しか気分も落ち着いてきた。


23時半、乗務員からの放送があり、
隣の電車に橋を渡して、駅に出られるようにしたとのこと。
橋のある後方の10号車に殺到する乗客達。
10号車に行ってみると、本当に橋が架かっている。

080824tokyo012.jpg


新幹線の間に架けられた橋を渡る機会があるなんて、
夢にも思わなかった。
感慨深くわたると、小田原駅のホームに着いた。
シャバに出たヤクザの気分だ。


が、特にすることも無いので、すぐに引き返す。


その後、0時過ぎに電車がようやく発車。
京都には2時についた。


乗務員にクレームをつけまくる若手カップルを横目に見ながら、
おもむろに特急券の払い戻しを受け、
タクシーで家に帰った。

080824tokyo019.jpg

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