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  4. じいちゃんの筆箱
  5. 研究ハムニダ
  6. 残念なお土産を救済

2008年11月30日

アメリカンドリーム紀行(3)女性詐欺に遭って半泣きの巻

ホテルを出てうろついていると、突然女性に呼び止められた。
なんだなんだ、ナンパかと思っていたら、
どうも様子がおかしい。


女性曰く、

「あのすいません、私財布と携帯を落としちゃって、
 車で来てるんだけど、彼氏とも連絡つかないし、
 ガソリンも無くて、家に帰れないんだけど、どうしよう、
 困ったわ〜」

とのこと。


そりゃ大変だ、どうしましょうかと聞いてみると、

「20ドルあれば十分なガソリンを入れて家まで戻れる」

らしい。


なんとなく怪しい感じを持つが、
考えた結果、近くのATMでお金を下ろして、あげる。


あげてから5分ほどして、
あれ、あいつ詐欺じゃねえのと今更思いはじめる。
主要な疑問点は3つだ。


1)
なぜ僕のような怪しげな日本人に声をかけたのか。
気質の分からない謎の東洋人よりも
気心の知れたアングロサクソンの方が
よっぽど頼みやすいではないか。
これはおそらく、僕が旅行者だと判断して、
後日街で偶然であったりしないように配慮したのだと思われる。
あるいは、アジア人=アングロサクソンに弱いという点を
つかれたのかもしれない。


2)
僕がATMでお金を下ろす際、やたらタバコを吸って横柄だった。
これはもう僕がお金をくれることがほぼ確定したために、
態度が豹変したものと思われる。


3)
タバコの匂いがマリファナっぽかった。
ちなみになぜマリファナと分かるかと言うと、
オランダ(=マリファナ合法)に3ヶ月ほど住んだことがあるからだ。


以上の考察からして、
奴が詐欺師だったことはかなり信憑性が高いと言う結論に達した。
少し考えれば分かることだった。
まあ実際はどうなのか分からないが。
勉強料だと思ってあきらめる。
20ドルというのが結構ミソだと思う。


その後、H&Mに入ってみる。
日本に進出してやたら行列ができているが、
入ってみるとGAP、ZARA、ユニクロと何が違うのか
さっぱり分からなかった。



せっかくなので何か買おうかとも思ったが、
いけてる服が無いのと、(多分)詐欺にあって20ドル失ったので、
何も買わずに店を出る。


夜になると危なそうだったので、というか勝手に怖くなり、
おめおめとホテルに引き返し、寝る。


ニューヨークのおじさんとドイツ銀行社員は
僕が寝つくまで帰って来なかった。
キャバクラにでもいっているに違いない。

2008年11月26日

アメリカンドリーム紀行(2)世界の車窓からカリフォルニア編の巻

ロサンゼルスでは、サキコさんに死ぬほどお世話になった。
アメリカでの生活がどんなもんなのか体験してみたいという
僕の願いを見事に叶えてくださった。


詳細はプライベートなことなので割愛するが、以下、関係写真。

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レストランで食べた、
直径30センチ、3枚重ねのホットケーキ。
さらに、これに厚さ1.5センチのハムがついている。
ウェイトレスは60歳くらいのおばちゃんだった。


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コストコってでかい店。
バルク品が安く買える。


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アメリカンバースデーケーキ。
でかすぎ


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アメリカン犬の写真集。
でかすぎ。右下はB3サイズの写真集。
用途がまったくわからない


そんなこんなでアメリカン生活をエンジョイした僕は、
2日後、サンフランシスコに向って旅立った。


サンフランシスコへは、よせばいいのに、
8時間くらいかけて、電車で行くことになっている。
朝6時くらいに、最寄り駅までサキコさんに送っていただいた。
最後まで迷惑かけっぱなしだった。本当にありがとうございました。


駅からメトロに乗り、ユニオンステーションに行って、
そこから長距離バスに乗り換える。
ロサンゼルス→Bakersfield (バス)
Bakersfield→Emeryville (電車)
Emeryville→サンフランシスコ (バス)
という無駄に乗り換えの多い日程である。


バスに乗る前、ニューヨークタイムズを買ってみたが
結局一度も目を通さなかった。


バスは日本と同じような感じだった。
Bakersfieldに行くと、電車が待っていた。

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電車


新幹線くらいの広さで、席ごとにAC電源があり、
かなり快適な感じの電車だ。

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席ごとに電源 この先見性


車掌さんがなんとなくフランクな感じの人であり、
「Lady's and gentlemen」ではなく、「Folks」とか言っている。
「1号車に小学校のキッズが乗ってくるから、みんなよろしくな!」
みたいなことも言っている。


また、駅に着く前に、「後2分で駅に着くぜ!」と言ったり、
駅に着くと「次の駅は20分くらいで着くぜ!」と言ったりなど、
いちいち正確に予定時間を教えてくれ、大変心強い。

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電車からの景色 気分は世界の車窓から


その割には、なんかのトラブルで90分ほど到着が遅れ、
おいおい乗り継ぎのバスもう行ってしまってますやんと
不安になっていたら、バスはちゃんと待っててくれた。

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バス


海を渡ってサンフランシスコ市外に来ると、
運転手のおっさんに、
お前どこで降りるんだこのファキンジャップと聞かれたので、
ユニオンスクエアですと言ったら、

「えっ、何、ユニオンステーション?オニオンスクエア?
 そんなところねえよバカやろう」

と、ビートたけし風に言われたので、
いやいや「ユニオン」スクエアですと言うと、

「そんなところ知らん、てゆうか俺、
 今日初めてこのバス運転するから
 サンフランシスコの街なんて全く知らねえから、
 お前地図持ってるだろ?それで俺を案内しろ」

と言ってきた。


いやいやそんなバカなと思いつつも、
真に受けて地図を取り出し、運転席の真後ろに座って
真剣に地図を見ながら現在地を特定しようと試みる。


しかし、見知らぬ街で方向音痴の僕がそんなことを出来るはずも無く、
3分でギブアップして半泣きになっていると、
おっさんもニヤニヤしだして、ようやくからかわれたのだと気付く。
これが西海岸のアメリカンジョークか。


最終的におっさんは親切に宿までの道のりを教えてくれた。


サンフランシスコはロサンゼルスよりもすげー都会だ。
というか、僕が過ごしたロサンゼルスは
中心からだいぶ離れた郊外だったので正確には分からない。


町並み的には池袋とかその辺に近いが、
路面電車が走ったり、何よりアングロサクソンが闊歩しているので
雰囲気はかなり洗練されているように日本人には見える。


通りすがりにCD屋さんがあったので入ってみたら、
オイてめえ入り口で荷物置いていけよ、
万引き防止だこの野郎と言われる。
アメリカっぽくて少し感動を覚える。


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町並み


途中、スーパーらしき店を見つけたので入ってみる。
そういえば朝ご飯におにぎりを2つ食べた以外は
何も口にしていない。


迷ったあげく、バナナと野菜ジュースと
ポテトチップとオレオという、
体にいいのか悪いのか全く分からない組み合わせをチョイスする。


野菜ジュースを飲んでみたら、
なぜかタバスコが入っているかのように辛い。
良く見たらパッケージに「Spicy hot」と書いてある。
野菜ジュースにタバスコ入れんなよ!

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スパイシーホットな野菜ジュース 
誰が買うんだ


今回の宿はドミトリーの安宿である。
昨日までとは天と地ほどの差があるが、
こういうチープな生活を経験してこそ、
贅沢したときの素晴らしさが分かるというものだ。

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袋小路の先に宿はあった


ドミトリーは4人部屋で、僕以外に2人が泊まっていた。
1人はニューヨーク出身の警備員のおっさん、
もう1人はドイツ銀行の社員だった。


ドイツ銀行の社員は、今バカンス中なんだと気取っていたが、
おそらくサブプライム問題のあおりを受けてレイオフされた
元投資銀行部門の社員が、新天地を求めて自由の国アメリカに
降り立ったのではと睨んでいる。


ひとしきり彼らとフレンドリーになったところで、
そういえば途中にH&Mがあったなあと思い出し、
寝るにはまだ早いので、周辺をうろついてみることにする。

2008年11月22日

アメリカンドリーム紀行(1)初日から大事な物無くすの巻

仕事で、カリフォルニアを訪問することになった。自分なりのアメリカンドリームをつかむべく奔走した一部始終を、後学のために記録しておく。


19時発の飛行機で関空からサンフランシスコに向かう。


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搭乗口にいた、ヒゲが長過ぎるおっさん


機内はかなり空いており、隣の席に誰もいなかったので広々使う。肘掛けでほおづえをついていたら、間違って搭乗員呼び出しボタンを押してしまい、気まずい思いをする。


機内誌を読んでみたら、今更BRICSはすげえって話題が載っており、昨今の航空サービスのクオリティの低さを感じるものの、機内食がチキンカツカレーでメチャメチャ美味しく、前言撤回となる。


入国カードが配られたので記入してみると、「貴方は過去にテロ行為や大量虐殺行為に関与したことがありますか」という質問があり驚く。更に、「このカードの平均記入時間は、読むのに2分、書くのに4分、合計6分です」といったようなことまで書かれており、セキュリティに関する気合いの入れようを感じる。


機内のトイレを使ったら、禁煙のマークがあるにもかかわらず吸い殻入れが置いてあった。どういうことやねん。


8時間くらいでサンフランシスコ到着。時差が17時間あるので到着すると朝の11時くらい。変なジャージ姿で歩いていたので、途中、警備員に不審者扱いされ、「オイお前ちょっと待て」と何度も呼び止められる。


入国審査に向う途中、超ケツのでかい親子を発見し、驚愕する。


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でかすぎ


入国審査後、そのままロサンゼルス行きの飛行機に乗り継ぐ。ゲートのコンセントから盗電してパソコンを充電。席は結構混んでいた。14時ごろにロサンゼルスに到着して、さすがにジャージはまずいだろうと思い、トイレで着替える。


トイレを出た後、電話を無くしたことに気づく。9月に買ったばっかりのiPhoneである。たしかロス行きの飛行機の搭乗ゲートで使った覚えがあるので、その間でなくしたらしい。慌てて飛行機のカウンターに戻って、機内に携帯落としたかもと伝えてみると、おばちゃんが探しにいってくれた。どうやら同じゲートでそろそろ搭乗手続きが始まるらしく、何だよめんどくせえなあこのファキンジャップがといった雰囲気を皆漂わせている。


予想通り電話は無かった。着替えをしたトイレにも戻ってみるが無い。しょうがないので遺失物届けを出しておく。誰かに拾われて勝手にネットとか使われたら嫌だったのだが、電話を止める方法が分からない。とりあえず移動することにする。


目的地はSanta Claritaという、ロスの中心地から20キロほど離れた郊外の町である。とある知り合い夫婦が住んでおり、泊めていただくことになっている。出国直前にロスに行くんですけどと言ったら、驚きながらもどうぞいらっしゃいと招いていただいた、心優しすぎるご夫婦である。


事前の調べによると、空港からメトロという地下鉄か電車かが走っており、それでSanta Claritaまで行けるとのことだったが、そのような標識は全くない。遺失物係のおばちゃんに、「あの、Santa Claritaにメトロで行きたいんですけど」と聞いたら、とりあえずバスでユニオンステーションに行けといわれる。ユニオンステーションとは電車とかバスのハブになっているでかい駅のことだ。グリーンラインというバスに乗ると行けるらしい。


おばちゃんに言われるがままに外に出てみるが、バス停がどこなのかが全く分からない。通りすがりのポリスに聞いてみるが、バスに乗れと言われてあしらわれる。それは分かってるんだって。電話を無くしたショックも重なって泣きそうになっていると、青い色をしたバスが近くに停車した。これはどう見てもグリーンラインではないのだが、運転手にユニオンステーションに行きますかと聞いてみたら、はい行きますよというので、とりあえず乗ることにする。


ユニオンステーションには40分くらいで着いた。色々聞いてまわったところ、ここからSanta Claritaまでは電車1本で行けるらしい。販売機でチケットを買い、ご夫婦の奥さんであるサキコさんに電話をすることに。携帯が無いので公衆電話を探さなければならない。掃除係の兄ちゃんに聞いて公衆電話を発見するも、小銭が無くて使えない。仕方ないので売店で買いたくもないM&Mを購入し、電話をかける。サキコさん、「いきなり珍道中やな」と苦笑。


電車でSanta Claritaに到着すると、時間は既に18時であり、辺りは暗い。

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夜更けのSanta Clarita駅


Santa Claritaに到着したらサキコさんに再度電話することになっていたので、再び公衆電話を探す。見つかったがまた小銭が無い。小さな駅で今度は売店も無いので両替もできない。これは困った。


近くにいたスパニッシュ系の兄ちゃんに両替をお願いすると、50セントを恵んでくれた。完全に乞食である。大事な50セントを電話に入れてダイヤルを押すが、電話がつながらない。というか受話器から何も音が聞こえない。どうも壊れているらしい。しかも入れた小銭も出てこない。プチ振り込め詐欺に呆然と立ち尽くす。

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途方に暮れる俺


本当に困った。これはもう誰かに携帯電話を借りるしか無い。辺りを見回すと殆ど誰もいなかったが、警備員らしき男性を発見したので、声をかけて事情を話してみると、快く使わせてくれた。サキコさんが車で向かえに来てくれることになった。警備員さんに、通話代を払おうとしたら、「ボーイ、そんなの不要だぜ、だって俺の仕事は市民を助けることなんだ、そうだろ?」と言ってくれた。かっこよすぎる。


15分くらいでサキコさんが車で到着。超ホッとする。サキコさんには2歳になる男の子、ケントがおり、車の後ろに乗っていた。旦那さんは出張中でいないらしい、残念だ。


サキコさんの家に到着し、玄関を開けるとそこにはアメリカンラグジュアリーハウスといった感じの空間がひしめいていた。全ての部屋が僕の下宿の部屋よりも広い。当たり前か。ロージーというブラックラブラドールを1匹飼っており、めちゃめちゃ顔を舐められる。家の中では靴を脱いで生活しており、その辺はやっぱり日本人だなあと感じる。


家に着いたら19時で、夜ご飯をごちそうになる。たくあんや佃煮もあり、とても驚いた。食べてみたら日本のと味が同じだったので更に驚いた。日本のスーパーがあり、買えるのだそうだ。


食後、ケントと戯れる。ケントはまだ会話はできないが、お母ちゃん、とか、ぶーぶー(車)などの単語が話せて、お母さんが話す言葉も理解できるようだ。彼は車が大好きで、ミニカーをたくさん持っている。道路の絵が描かれた絨毯がしいてあったので、それに沿って車を走らせながら、交通マナーを教えてあげた。


しばらくすると眠くなってきたみたいなので、サキコさんがお風呂に入れて寝かせてあげた。僕もお借りしている2階の寝室に戻って寝る。部屋はホテルの一室のようにキレイだった。サキコさんによるとアメリカの家には大抵、お客さん用のベッドルームがあるのだそうだ。それにしてもキレイだ。

2008年11月10日

じいちゃんの筆箱

昨日、東京に行ったので、京都に戻る途中、
岐阜の実家に立ち寄った。


いつも通りじいちゃんと話をしていると、
じいちゃんの筆箱がふと気になった。


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よく見ると、何か文字が書かれている。


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僕はそんなじいちゃんが大好きだ。

2008年11月06日

研究ハムニダ

僕は大学で、とある韓国人留学生と一緒に研究をしている。


韓国の高校に通いながら日本の大学を受験し、
卒業後、単身日本に渡ってきた
三浦知良もびっくりのタフガイである。


彼の性格もあるのだろうが、
韓国は日本以上に上下関係が厳しいらしく、
僕に何かを手渡してくれるときに、必ず両手で渡してくれる。


僕はそれが大変恐縮なため、何かをもらうときに
わざと作業をしている振りをして
「そこにおいといて」
と言ってしまうことがある。それくらい丁重だ。


一度、USBメモリを手渡してもらった際、
彼が激しく帯電しており、つかんだ瞬間電流が流れて
「いて!」みたいな感じになり
気まずい思いをしたことがあるが、
それを差し引いても余りある丁重さだ。


韓国には兵役があるのは有名だが、
研究職などをしている場合、特別なケースとして、
軍事に関わる研究活動に携わることで、兵役とみなされる
ケースもあるらしい。
彼は将来それを狙っているらしく、中々ぬけめない性格でもある。


彼は背が低いが意外にいかつい体つきをしており、
手もごついため、結構不器用だったりする。
また、日本語は極めて上手だが、学会発表などになると
どうしても細かい言葉遣いが変になることもあり、
その点、たまに心配になることがある。


こないだ、彼は、基本的に参加が原則の研究会に
アルバイトで欠席した。


ちょうどその日、
「研究会は研究室の方針を決める非常に重要な会議なので
 原則として欠席しないように」
といった指摘がされたため、
これは彼にもきちっと言っておかねばと思った。


研究会終了後、しばらくすると彼が帰ってきた。
なぜか知らないが黒のスーツに黒のシャツ、黄色いネクタイみたいな
富山駅前のホストクラブのようないでたちをしている。


どんなバイトやねん、と聞いてみたら、
韓国の高校生が大学見学に来ていて、
その学生を引率し、説明する仕事をしていたとのことだった。


単身、韓国に渡り、文化や言葉の壁を克服しながら
勉強をしている先輩に説明してもらった学生は、
嬉しかっただろうなあと思った。


同じことを彼に話したら、照れくさそうに笑っていた。


一緒にいい研究をできたらいいなと思う。

残念なお土産を救済

外国に旅行した際、お菓子かなんかをお土産に買ってきて、
「皆で食べてね」みたいな感じで共有の机においといたものの、
日本人の口に合わない、または合わなそうだという先入観のために
全く量が減らず、何日も放置プレイされて気まずい思いをした人は多い。


この気まずさは、日にちが経つにつれて
指数関数的に増加するからタチが悪い。


しかし世の中には、そんな気まずい思いのお土産提供者と
何よりも罪の無いお菓子達を救済するため、
お菓子を責任を持って処分する勇気ある男達がいる。


それが僕である。


今回、とある事務所に、約1ヶ月以上も放置されている
お菓子を発見し、いても立ってもいられなくなり、回収を試みた。


それがこのお菓子である。


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パッケージの文字、および色合いから察するに、
これはタイのお土産のようだ。


タイといえばトムヤンクンやパッタイなど
日本人にも人気の料理満載の国であるはずであり、
このようにお土産が1ヶ月も放置されるのは
異常事態といっても過言ではない。
責任を持って、食べることにした。


まず左側のお菓子だが、これはカボチャの種のようである。
成分表を見ると、カボチャの種99.8%、塩0.2%という
かなり高濃度のカボチャの種だ。


これは飛行機の中ででてくるおつまみでも
非常にポピュラーであり、予想通り美味しかった。
ほのかにカボチャの味がしないでもなかった。


続いて右側のお菓子を堪能することにする。
これはどうやらアンチョビピザスナックのようだ。
アンチョビを油で揚げて、ピザパウダーをまぶした
ビールのお供に最適な一品である。


右上に「Healthy Snack」との表記があり、
メタボが心配な中年男性にもおすすめできる逸品だ。


早速食べてみると、タイらしい、ピリっとした
キレのある味である。


若干、かんだ瞬間に油がにじみ出るような感覚があり、
Healthy Snackの表記に疑念を感じるが、そんなことはどうでもよい。


お土産提供者さんに感謝の意を表しつつ、
事務所を後にした。

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