2008年12月23日
すき家の裏メニュー
今日、大学の研究会が10時からあると思い
全速力で会議室に向かったものの、
どうやら金曜日に日程変更になっており、
ため息まじりに近くのすき家でご飯を食べることにした。
豚汁納豆定食ごはん大盛りを注文し、食べていたところ、
1人のおじさんがお店に入ってきた。
おじさんは、店員に対し、
「いつもの」
と注文した。
店員は、普通に「いつもの入りまーす」
と他クルーに呼びかけている。
ちょうどご飯も食べ終えたところだったが、
一体どんな名物料理が出てくるのかが気になり、
こっそり観察することにした。
店員は持ち帰り用のパックを取り出すと、
ご飯をつめ、豚肉をつめ、ふたをして、
おじさんのもとに差し出した。
それ、普通の豚丼持ち帰りじゃねえかと
心の中でツッコんでいると、
おじさんはおもむろにパックのふたを開け、
中のご飯と肉をかき混ぜはじめた。
そのかき混ぜ加減はかなり入念で、
ご飯と豚肉が絶妙に絡み合うように
混ざりつつある。
というか、なんかそぼろご飯みたいになっている。
たまに割り箸にご飯と肉が絡み付いて
取れなくなるので、割り箸をコップのお茶に突っ込み、
滑りを良くしているあたり、
かなり熟練した手さばきであるといえる。
おじさんがかき混ぜている間、
EXILE「The Birthday -Ti Amo-」と
MiChi「PROMiSE」が流れていた。
約10分、かき混ぜていたことになる。
その後、おじさんはゆっくりと、かき混ぜたご飯を
食べはじめた。えっ、持ってかえるんじゃないの?
半分ほど食べ終えた後で、いきなり
「納豆下さい」
と注文した。
これに対し店員は
「めずらしいなあ」
と、ぼそっと言っていたので、どうやら納豆は
いつものメニューでは無いらしい。
納豆が届くと、まずパックの中にネギと納豆を入れ、
納豆のたれを入れ、からしを入れ、
さらに混ぜはじめた。
納豆は混ざりにくいようで、さっきよりも更に入念だ。
割り箸を入れるお茶もかなり濁りはじめているが、
おじさんはそれを普通に飲んでいた。
アンジェラ・アキ「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」
中島美嘉「ORION」
イ・ビョンホン「いつか」
を聞き終えた頃、撹拌はようやく完了したらしく、
その、納豆入り豚そぼろご飯持ち帰りパック入りを
おじさんは再び食べはじめた。
時計を見ると、すき家に入ってから1時間が経過しており、
人と会う約束があったのを思い出して、
残念だったが退席した。
今度、すき家百万遍店にいくことがあったら、
ぜひ、「いつもの」を頼んでみてほしい。
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