2009年01月24日
カフェで餅つき
こないだ、野食研究会に行った際、
M本さんという、丸太町近くに住む男性の紹介で、
六館堂というカフェに、S木さんとともに行った。
清水寺近くにあるこのカフェは、
M本さんの知り合いが経営しているカフェらしい。
伝統的なたたずまいの建物の中には近未来的な空間が広がっており、
かなりいい感じだった。
夜10時くらいに訪問したのだが、
その日はちょうど、舞妓さんだか芸妓さんだかが
新年会的なパーティーをしたらしく、
残った食べ物がふんだんに出てきた。
お店の人とM本さんは、かなり仲が良いらしく、
ホームパーティー的に穏やかな感じだった。
僕は実は、M本さんに会ったのはその日が初めてであり、
顔なじみはS木さんという状態だったのだが、
S木さんが終電の都合で11時ごろに退出したため、
顔なじみが誰もいない状態になった。
これは、知らない親戚の家に遊びにいって、
父親と母親が勝手に話し込んでしまい、
一人きりにされたときの心境に近い。
そんな僕の心境をよそに、M本さんの知り合いが
なぜか続々と登場する。
さらに、M本さんの知り合いの1人がその日誕生日ということで、
みんなでハッピーバースデーを歌う。
その日初めて会った人の誕生日をお祝いするのは、
京都祇園にんにくやに行ったときに、隣のテーブルの人が誕生日で、
はちみつトーストをケーキ風にアレンジして
店員さんにお祝いしてもらったとき
以来の新鮮な経験である。
カフェには、近未来的なたたずまいにもかかわらず、
どまんなかに、なぜか、石うすが置かれていた。
どうやら、舞妓さんの新年会で、餅つき大会を
したときの名残らしい。
それを発見したM本さんは、すかさず、
「餅つこうや、餅」と提案した。
しばらくすると、店員さんが、ホッカホカの餅米を持ってきて、
餅つき大会がスタートした。
餅は、みんなで持ち回りでつくことになり、
まずはじめに、その日誕生日のM本さんの知り合いが
初つきを担当することになった。
始球式的に、1回だけつくもんだと思っていたが、
誰かが、「年の数だけつこう、そーれ1歳目!」とか
コールをかけるもんだから、50回くらいつくことになり、
知り合いが汗だくになるとともに、
餅がほぼ出来あがってしまってしまった。
しかしせっかくなので皆もやろうと、
かわりばんこで餅をつく。
そのうち僕にも出番が回ってきた。
僕は実家にいたとき、餅つきを経験したことがあるので、
餅つきにはちょっとしたこだわりがある。
木槌を力いっぱいおろす人がいるが、それは間違いである、
力を入れず、自然に振り下ろせば、木槌の重さで勝手につけるのだ。
女性の扱いと同じだといっても過言ではないだろう。
そんな俺の木槌さばきで、M本さんの知り合いの娘を
メロメロにしようと思った矢先、
誰かが、「餅つきながら自己紹介してください」と言った。
そういえば、会って30分くらいたつにもかかわらず、
名前すら名乗っていなかった。
M本さん以外の人びとは、僕とさわやかに話しながらも、
「誰だこいつ」と思い続けていたに違いない。
木槌を振り下ろすたびに、一言ずつ自己紹介する。
「僕の」「名前は」「可知」「直芳です」
「1981年」「双子座の」「AB型です」
「よろしく」「おねがい」「します」
まで言ったところで、もう疲れたため、
自己紹介終了。
お餅は、鏡餅のような大きさに丸めて、
きな粉とか、あんこをつけて食べていたが、
それまでに相当量のご飯を食べていたため、
いっこうに減らなかった。
その後、1時くらいまでお店にお邪魔した後、
みんなで帰宅した。
六館堂では、今後も、正月に限らず、
不定期に餅つき大会が開催される予定らしいので、
要チェックだ。
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- at 18:23