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2010年06月02日

自由すぎる教授とのイタリア滞在日記(4)

6時ごろ起床し、朝にレッチェを離れるので部屋の掃除をする。8時半にアンドレアさんが車で大学に連れて行ってくれた。ピライノ教授が大学から空港へのタクシーを手配してくれているそうだ。


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アンドレアさんの家


大学の各部屋を訪問してみんなとお別れをする。みんなは先生が帰ってしまうことがとても残念そうだったが、9月にまた会えるよねと笑っていた。ピライノ教授とタクシーの待ち合わせ場所に行く途中、先生は桑の実の美味しさを熱心に教授に伝え、またどこから取り出したのか生わさびの小袋をいくつか教授に手渡していた。10分遅れでタクシーが到着し、ピライノ教授ともお別れする。先生と教授とはハグをして、僕と教授とは握手をしてタクシーに乗り込む。


タクシーに乗っている間中、先生はひたすらしゃべり続けていた。いやー10年前の半年間を2日間で駆け抜けるように思い出しました。みんなホントによくしてくれて、うーんホントにありがたいことです。みんなそれぞれの人生を歩んでいますね。若い人は10年経つとすっかり変わりますね、年寄りは老いていくだけだ、はやく不老不死の研究を完成させないといけないですよホントに。日本では若い人はなかなか大変ですよね、パーマネントなジョブしかないんだもん。みんな転々と、渡り鳥をしてますよ。私も若い頃はいろいろと悩んだものだ。自分の研究は世の中にどんな風に役立つのかって考えこんでしまってね。研究者を辞めてジャーナリストになろうかなと思ったこともありますよ。人間誰でもそういう悩みは持ってますよ、どんなに成功してる人でもそうだと思いますよ。


離陸1時間前に空港に到着。チェックインしてゲートに向かう。先生は搭乗が始まった瞬間にお土産屋さんを発見し、ジャムとドライフルーツを購入したものの、鞄の中に収まりきらず、鞄から荷物を出して整理整頓を始めたため搭乗するのがギリギリになった。


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飛行機


1時間でローマに到着。先生はここからドバイ経由で日本に帰国し、僕はトリノに向かうことになっている。先生はエミレーツ航空のチェックインカウンターで、広い席にしてくれと係の姉ちゃんにしきりにお願いしている。便は満席なので無理ですが、通路側にしたので少し足を伸ばせますよと姉ちゃんが答えたが、それでも食い下がって何とかスチュワーデスさんの席に座らせてくれと交渉していた。結果どうなったかは分からない。握手をして、先生は出国審査のゲートへと消えていった。先生と離れると、急に隣が静かになって変な気持ちだった。


18時ごろにトリノ到着。予約しているホテルというかホステルまでは、まずシャトルバスに乗ってPorta Nuovaという駅に行き、そこからさらにバスに乗って最寄りのバス停まで移動するらしい。空港出口付近にBus Parkという看板が出ていたのでその通りに進んでみるがバスターミナルらしきものはなく、駐車場とバスの停車ラインがあるだけだった。途中に鉄道の駅があったのでこれでもいけるかなと思って色々見てみたが、人が構内に一人もいないのと全部イタリア語だったのでやめにする。空港に戻ってインフォメーションの姉ちゃんに聞いてみるが、外に出ろとしか教えてくれない。泣きそうになりながら空港内をうろうろしていると、空港出口にそれらしきバスが停まっているのを発見する。急いで乗り込もうとするが運転手からチケットが無いとダメだこの野郎と多分イタリア語で怒られる。空港に戻ってチケット販売マシーンらしきものを触ってみるが、何を押しても反応しない。運転手に機械が壊れてるぞといったところ、カウンターで売ってるから買えこの野郎と多分イタリア語で怒られる。購入して意気揚々とバスに戻ると、バスはちょうどドアを閉めて発進したところだった。待ってくれてもいいじゃねえか。次便のバスに乗ってPorta Nuova駅に到着。


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なんとかPorta Nuovaには着いた


乗り継ぎのバスを探すがどこから乗ったらいいのかが良く分からない。チケットをどこで買ったらいいのかも良く分からない。駅構内にインフォメーションカウンターの案内が出ていたので矢印の方向に進んでみたがどこにあるのか良く分からない。何もかもが分からないまま1時間程駅をさまよい、めんどくさくなったのでタクシーに乗る。タクシーの兄ちゃんは、今横断歩道を渡っている姉ちゃんは多分ペルー出身だぜと謎のペルー情報を僕に提供しつつたくみに町をすり抜ける。


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ペルー情報に詳しいタクシーに乗車


多分ここなんだけどなあと停車するが、ホステルらしき建物は一切存在しない。とりあえず降りて建物を調べてみると、ドアの前にホステル名が書かれたA4の紙が貼ってあった。タクシーの兄ちゃんにあったあったというと、兄ちゃんはグッドラックと言って颯爽と車で駆け抜けていった。


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見た目完全に普通のアパート

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目立たなさすぎ


ホステルのマスターらしきおじさんに名前を告げてチェックインする。部屋は8人の相部屋で、入るとアングロサクソンっぽい若者がいた。ケベック州出身の何とか君という奴らしい。とにかく眠かったので夕食もそこそこに寝る。トイレのドアにノブが無く、中に入ってから開け方が分からなくて死ぬ程焦った。


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開け方が分からずパニックに

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