2010年09月22日
バーのセキュリティ係とのふれあい
日本からお客さんが来ており、
食事をご一緒した後、お酒を飲むべく、
僕が唯一知っていたジャーマンパブに行くことになった。
パブの入り口の前に、いかつい黒人のおっさんが
居座っており、年齢チェックのためにIDの確認を行っている。
小さなパイプ椅子に巨体をのせているその姿は、
まさに動かざること山の如しである。
僕は持ってきていた国際免許証を見せようと
ポケットを探ったが、見当たらない。
車に忘れてきたらしい。
車を遠い場所に停めていたため、
取りに戻るのがめんどくさかったので、
日本の免許証を取り出し、見せてみた。
おっさんは何だこりゃみたいな顔をしたが、
一応確認してくれている。
「生年月日はどこに書いてある」と聞くので、
ここだと指差したところには、
昭和56年6月10日と書かれている。
1956年生まれなのかと言うので、
いや違う、1981年だ、俺が54歳なわけねえだろこの野郎、
あっごめんなさい、言い過ぎましたと言うと、
てめえ、ここに56って書いてあるじゃねえか、
1956年じゃねえのかよと睨まれる。
僕は日本の暦システムについて解説した後、
ショーワ56年は西暦1981年なんだと説明してみたが、
伝わらず、おっさんの不信感は高まるばかりである。
らちがあかないので駐車場に戻ろうとしたそのとき、
やり取りを見ていたもう1人のセキュリティのおっさんが、
「あっ、この数字は何だ」と叫んだ。
見ると、僕の12桁の免許証番号の中に、
たまたま、81という数字が
含まれていたのを発見したらしい。
僕はそれが生年月日とは無関係な数字だと思ったが、
めんどくさいので、そうそう、それが1981年ってことだ
と言ってみたところ、入場が許可された。
セキュリティとはそういうものである。
パブでは以前、黒ビールを2杯飲んだところ
ベロベロになり、翌朝の予定を完全にブッチした経緯があるため
用心して、半分くらいしか飲まないで帰宅した。
帰り道、パトカーが走っており、
追い越して通り過ぎると、
後ろでパトカーの回転ランプが光り出し、
僕の方をサーチライト的な謎のライトで照らしている。
飲酒検問かと顔面蒼白になっていると、
おいそこのチェリーボーイ、
お前はなんで車のライトを消したまま走ってるんだ?
と聞かれた。
おー、すっかり忘れてました、すいませんといって、
ライトを付けたら、許してくれた。
警官とはそういうものである。
ちなみに、パブではおつまみとして
バーベキュービーンズというものを頼んでみたところ、
豆がバーベキューソースで煮込まれた感じの食べ物が出てきて
かなりのまずさだった。
ジャーマンパブとはそういうものである。
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