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2011年11月12日

陽気に電気工事をしてもらった速報

ガレージでちょっと大きめの電力を使うことになり、
大電力用の電源を作ってもらうことになった。


いろいろ電話で問い合わせたところ、
Bricks Electrical Servicesという会社が
安くやってくれるようだったので
お願いすることにした。


ちなみにこのBricks Electrical Servicesは、
他社の見積もりを持ってきたらそこからさらに15%OFF
という、かなり気前のいい割引サービスを謳っているが、
僕が問い合わせをした範囲では誰一人として紙の見積もりを
提供してくれず、業界団体の黒い影を感じる結果となった。


工事当日、朝10時に陽気な2人のメキシカンガイがやってくる。
リーダーらしき男はJ.C.、もう一人はカルロスというらしい。
J.C.ってそれ本名なの? と疑問を持つ間もなく、
名刺を受け取ると、J.C.の名刺の裏には
全然知らない奴の名前が載っており、さらに混乱する。


111112_01.JPG


111112_02.JPG


今回実施する工事は、母屋から少し離れた
ガレージに大電力用の差し込み口を設置し、
そこからケーブルを伸ばして、
母屋にある配電盤に接続するというものである。
そんなこと勝手にしてもよいのだろうかと思うのだが、
ここではそんなことを勝手にしてもよいらしい。


SANY0182_resize1.jpg


上の写真に見えているのが母屋で、灰色の物体が配電盤。
ガレージは向かって右側にある。


美観を損ねると家の資産価値が下がり、
大家さんにブチ切れられるため、ケーブルは地下を通す。
写真のコンクリートは石の平板で、下は土であり、
ここにケーブルを通すことになった。


一通りJ.C.から説明を受けた後、
普通よりも工事が大変なので、
最初約束していた工事費$400では無理だ、
$600ならやってやると言われる。
これが奴らの手口である。結局$550で手を打つ。


値段交渉が終わり、早速工事がスタートかと思いきや、
今から材料を買ってくるらしい。
11時に戻ってくるといっていたが、
結局戻ってきたのは13時だった。
しかも、チャーリーという巨漢が一人増えていた。


工事の役割分担は基本的に、
チャーリー:地下ケーブル設置のための穴堀り担当、
カルロス:差し込み口設置担当
J.C.:配電盤の改造担当
といった感じである。


新しく参加したチャーリーがなかなかの使えない奴で、
巨漢にも関わらず力が無く、また体力も無く、
開始10分で早くも尋常じゃないくらいに疲れている。
彼ははなかなかの根性無しでもあり、
「これくらい掘れば大丈夫だよなリーダー」
とJ.C.に確認を求めては、
「ダメだダメだ全然浅い、早く掘れよこの野郎」
と怒られている。


ケーブル通過予定場所に1つ植物があり、
チャーリーから
「この植物を移動させてもいいか」
と確認を受けたため、いいよ、と言い、
30分後に見てみたところ、植物はズタズタになっていた。


SANY0183_resize1.jpg
Before Charley


SANY0187_resize1.jpg
After Charley


カルロスは無口で無骨だが
仕事は確実な職人気質の男前である。
我が家は基本土足禁止にしており、
それを知ったカルロスはガレージ内に入る度に
いちいち靴を脱いで入ってくれたが、
だんだん面倒臭くなったらしく、
最終的には普通に土足で入っていた。


3人の陽気なコンビネーションで
工事は順調に進んでいるように見えたが、
問題が発生。


ケーブル通過予定場所に、
ちょうどスプリンクラー用の水道管があり、
それが尋常じゃないくらいにたくさん走っている。
どっかで見た水道管パズルばりに
地中は水道管でいっぱいだ。


J.C.は、電気のケーブルは水道管よりも下にあった方が安全だと
考えているようで、チャーリーに対し、
もっと深く穴を掘れとしきりに指示をしている。
チャーリーも彼なりにがんばって穴を掘るのだが、
掘ったそばから新しい水道管が発見され、
疲労と絶望で泣きそうになっている。


結局、らちがあかないので、水道管の上に
無造作にケーブルが置かれることになった。
当初、電気ケーブルは水道管よりも下に設置説を
しきりに主張していたJ.C.に、
安全性に問題は無いのか聞いてみたところ、
「全く問題ない」と強気の返事がかえってきた。


その後、ケーブルを通す為の塩化ビニルチューブに
ケーブルを通す際、摩擦を減らす為に
食器用洗剤をチューブ内にガンガン入れたり、
穴堀り用に使った水道に
もともとついていたホースヘッドが
いつのまにか破壊されていたり、
J.C.が庭になっていた実を
おもむろに取って食べてみたところ、
「これはメキシコのワヤワって果物に似ている」
と、故郷に思いを馳せたり、


そんなことがありながら、夕方5時に工事終了。
夕暮れのロサンゼルスに消えていった彼らを見送った後、
チャーリーが放置していったズタズタの植物を片付けた。

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