読書感想: 神のダイスを見上げて
- 著者: 知念実希人
- 読んだ感じ: 1.5 (1-3)
- 読んだ時期: 2024年9月
5日後に小惑星が衝突するかもしれない地球で、姉を殺された青年 (亮) が、姉を殺した犯人を探す話。
疑わしい人物が何人かいて、亮が1人ずつ会いに行くのだが、その際の亮の態度がだいぶ独りよがりな感じであり印象が良くない。
最終的に犯人が明らかになるのだが、姉を殺した動機がよく分からず腑に落ちない。
また、小惑星は「ダイス」という名前なのだが、その名の通り、地球に衝突するかどうかははっきりわからない (五分五分) 状態であり、小惑星が地球に最接近した場面で小説が唐突に終わるため、その後実際に衝突したかどうかは分からず、読者の想像に委ねられる。こちらも個人的には腑に落ちず消化不良で読み終えた。