• 著者: 重松清
  • 読んだ感じ: 2 (1-3)
  • 読んだ時期: 2025年3月

 

子供も大分自立して、今後のキャリアパスもなんとなく見えてきて、自分の人生こんな感じかなとある程度予測が立ってきている状態の、なんとも言えない中途半端な時期である40歳前後のオッサンを描いた短編集。

 

ちょうど自分くらいの年代のオッサンが様々登場して、基本的にはオッサンに贈る賛歌的な内容になっているのだが、内容が素直すぎて感動が薄かった。

 

結婚前に付き合っていて、結婚も真剣に考えていた彼女と昔に行った思い出のホテルに家族と一緒に行って、チェックインの際に遊び心でで妻の名前を昔の彼女の名前で書いたら、ホテルが用意した妻の誕生日用のサプライズケーキに彼女の名前が書かれていて場が凍り付くシーンがあり、いくらなんでもそれはアホ過ぎるやろと思った。