読書感想: 臨場
- 著者: 横山秀夫
- 読んだ感じ: 2 (1-3)
- 読んだ時期: 2025年5月
臨場とは、事件発生時に最初に現場を訪れ、現場の観察を行いながら事件性の有無や大まかな捜査方針を決定する、警察による初動捜査のことをいう。
捜査一家の調査官である倉石は、伝説的な検視官である。臨場の際に死者からのメッセージを的確に読み取り、一見自殺に思える現場を他殺と判断し、また逆に明らかに他殺と思われる現場を自殺と判断するといった実績を数多く残してきた。そんな倉石が活躍する話。
倉石の能力がすごすぎるあまり、その発言もある種天才的で、言葉が少なく難解である。それにつられてか、語り手による経緯説明や解説も少なく、少なくとも全体の4割は話を理解できなかった。